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中小企業・店舗向けチャットボットと音声アシスタント:お客様によりよく答えるのはどちら?
どちらも同じ種類のAIで動いています。違いは、お客様が質問するときにどこにいるかです。
かんたんな答え
来店前にオンラインで質問されるならWebサイトのチャットボット、電話で質問が来るなら電話AI、すでに目の前にいる人から質問されるならカウンターの音声アシスタントを使いましょう。裏側のAIは似ています。大切なのは、お客様が質問する場所で対応すること、登録した情報だけをもとに答えること、そして必要なときに人に引き継ぐことです。
質問に追われる中小企業・店舗へのよくあるアドバイスは、「チャットボットを導入しよう」です。でも、Webサイトのチャットボットは、カウンターの前に立っているお客様にも、そのお客様に対応している最中にかかってくる電話の相手にも、何もしてくれません。
チャットボットも電話AIも音声アシスタントも、似たような言語モデルで動いています。本当に選ぶべきは、それがどこで働くかです。
お客様が質問する3つの場所
- 来店前のオンライン。「日曜日は営業していますか?」「ヴィーガン向けのメニューはありますか?」Webサイトやメッセージで、文字を入力して尋ねます。
- 電話。たいていは同じ質問で、電話のほうがいいという人からかかってきます。しかも、店内で誰かに対応している最中であることが多いものです。
- 対面。「オリーブオイルはどこですか?」「Wi-Fiのパスワードは?」「朝食は何時からですか?」店員らしき人に、声に出して尋ねます。
ほとんどの中小企業・店舗は、3つすべてで質問を受けています。問題は、どれが最も時間を奪い、最も多くのお客様を逃しているかです。
チャットボット、電話AI、音声アシスタントの比較
| Webサイトのチャットボット | 電話型AI受付 | カウンターの音声アシスタント | |
|---|---|---|---|
| 場所 | Webサイトやメッセージアプリ | ビジネス用の電話回線 | 店内、ロビー、入口の画面 |
| お客様の質問方法 | 文字を入力する | 電話をかける | 対面で話す |
| 最適な用途 | 来店前の質問 | 不在着信、伝言、予約 | 来店中の質問 |
| 強み | リンクや長い回答を送れる、24時間対応 | 保留で待たせない | ハンズフリー、アプリやQRコードが不要、現地の言葉が読めない人にも使える |
| 注意点 | お客様に見つけてもらう必要がある | すぐに人と話したい電話の相手 | 騒がしい場所、声に出して聞かれる個人的な質問 |
実店舗で音声が向いている理由
ショップやホテルのロビー、レストランの入口では、人は荷物を持っていたり、子どもの手を引いていたり、棚を眺めていたりします。声に出して尋ねるのが、いちばん手っ取り早い方法です。アプリをダウンロードしたり、コードを読み取ったり、画面に入力したりする必要はなく、案内表示が読めない人にも同じように使えます。
カウンターの音声アシスタントには、Webサイトのチャットボットにはできないこともあります。目に見えることです。人がそれを目にし、周りの人も答えている様子を目にします。それが何よりの宣伝になります。
もちろんデメリットもあります。騒がしい場所では聞き取りが難しくなり、個人的な質問を声に出したくないお客様もいます。それで構いません。個人的な質問は、どのみちスタッフが対応すべきものです。画面に文字を表示すれば、騒がしいときでも回答を追いやすくなります。
オンラインではチャットボットが今も有効な理由
Webサイトのチャットボットは、そもそも来店するかどうかを迷っている人に、時間を問わず答えます。そうした場面には文字が向いています。お客様は自分のペースで読み、住所をコピーしたり、リンクをタップして予約したりできます。質問の大半が来店前に届くなら、まずはそこから始めましょう。
3つすべてに欠かせないこと
- 登録した情報だけをもとに答える。足りない部分をもっともらしい推測で埋めるアシスタントは、いずれ誰かに間違った価格やルールを伝えてしまいます。
- 引き継ぐタイミングを知る。予約、返金、苦情、個人的なことは、すぐに人に届くべきです。
- AIであることを正直に伝える。Gartnerの2024年の調査では、AIによる対応についてお客様が最も心配していたのは、人と話すのが難しくなることでした。
- 情報を最新に保つ。古い営業時間は、最も多い誤回答です。
これは現実の問題です。2024年、カナダの審判所は、Webサイトのチャットボットが忌引き運賃について顧客に誤った情報を伝えた件で、Air Canadaに責任があると判断し、チャットボットが自らの回答に責任を負うという主張を退けました。アシスタントが何を言っても、お客様はそれをお店の答えとして受け取ります。
選び方
- 1週間数えるWebサイト、電話、カウンターなど、チャネル別に質問を集計します。質問テンプレートには集計表があります。
- 最もコストの大きいチャネルから始めるスタッフの手を最も止めているチャネル、またはお客様があきらめて帰ってしまうチャネルです。
- 答えを使い回すFAQを一度書けば、あとで追加するすべてのチャネルに同じ事実を使えます。
カウンター向け音声アシスタント:Kioskly AI
- 一度教えるセットアップの質問に答え、Webサイト、メニュー、価格表、写真を追加します。
- 人が質問する場所に置くカウンター、入口、ロビーに、スタンドに立てたiPhoneやiPadを。
- お客様は話しかけるだけ1〜2文で声で答え、画面にも文字を表示します。
- それ以外はスタッフへ予約、支払い、アレルギー、答えられない質問は、人に引き継ぎます。
お客様
これのMサイズはありますか?
Kioskly
個別の商品の在庫は確認いたしかねます。恐れ入りますが、レジのスタッフにお尋ねください。
よくある質問
チャットボットと音声アシスタントで、同じ情報を使えますか?
はい。営業時間、価格、ルール、商品の詳細は、お客様がどの方法で尋ねても同じです。WebサイトやFAQドキュメントなど、最新の情報源を1つ用意して、両方に与えましょう。
お客様は音声と文字、どちらを好みますか?
どこにいるかによります。オンラインなら、文字入力が自然です。両手がふさがった状態で店内に立っているときや、案内表示が読めない国にいるときは、ほとんどの人が声に出して尋ねるほうが楽だと感じます。
カウンターの音声アシスタントは、SiriやAlexaのようなものですか?
少し違います。SiriやAlexaは、持ち主のための汎用アシスタントです。Kioskly AIのようなAI受付は、お店のことだけを、与えられた情報だけをもとに話します。天気やニュースの雑談はしません。
出典・参考資料
- Moffatt v. Air Canada, 2024 BCCRT 149 — ブリティッシュコロンビア州民事紛争解決審判所(Civil Resolution Tribunal)
- Gartner survey finds 64% of customers would prefer that companies didn't use AI for customer service — Gartner、2024年